不倫の午後

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被害者が語る 気がつけば体も…闇金にハマった人妻

今から7年前、闇金に手を出したこの特集の担当編集Hは、不倫当時をこう振り返る。
「返せないと『カネ返せ!』と怒鳴りつけられて、返済したらしたで今度は毎日のように『カネ借りろ!』って電話で怒鳴られて…。二度と借金はしたくないですね」
いかにも…な闇金の話であるが、ソフト化が進んでいると言われる昨今の闇金はいかがなものなのだろうか。
実際に利用している、北関東在住の不倫主婦、森田美智子さん(仮名・28歳)に話を聞いた。
彼女が闇金を利用するのは、もっぱらパチンコのときだという。
「田舎でしょう。いちいちATMに行くのが面倒なんです。電話すれば届けてくれるんですよ。その場で車のナンバーと免許証を教えれば、貸してくれますよ。返済は1週間後で利息は3割です」
彼女のように、パチンコの軍資金として借りる人は多いという。
爆裂スロットブームの際は、闇金の車が駐車場で営業してたこともあったのだとか。だが、金利を見る限り、ATMへ行く方が断然お得だと思うのだが…。
「でも、電話一本で持ってきてくれるし、ずっと打ちたいし…」
ちなみに、配達代として彼女に渡す際にはしっかりと1割引かれているという。では、返済できないときはどうなるのだろう。やはり女性ならではの不倫返済を求められるのだろうか。
「風俗?ないですよ。冗談っぽく不倫誘われることはありますよ。『今夜どう?』とか…。実は内緒の話ですが、一度だけお付き合いしちゃいましたけど(苦笑)」
完全にカモにされている森田さん、彼女は自分の借金総額すら知らないという。

破産した元闇金業者を直撃 私はこうして破産した

世間的には、闇金業といえば暴利をむさぼり、たっぷりとカネを貯めこんでいるように思われるが、近年の逆風のなかで融資焦げ付きが相次ぎ、ついに自己破産に至った業者も多数存在する。
ここで紹介するM氏は、大口の債務者たちに元本すらも踏み倒され、家屋敷を処分して一家離散の憂き目を見た不倫ブルースの持ち主だ。
「最初は'00年頃に、1000万円持って青森の漁村まで遠征に行って、1億円に増やして帰ってきたんだよ。漁師とかは、季節によって収入が不安定だから客が引っ切り無しでね。担保に魚屋とか船を押さえちゃえば取りっぱぐれないし」
その後、大金を掴んで地元の関東某県に帰ってきたM氏は、相変わらず車などの担保をガッチリ押さえる堅実経営で、同業者にも知られるようになっていく。
所有する巨大倉庫には、債務者から引き揚げたフェラーリやベンツなどの高級車が保管され、それをリスト化してヤクザに金融車として流す。
融資が焦げ付いてもすぐに埋められるようになっていたのだ。
しかし、リース物件の売買に関連して、詐欺で逮捕されたのをキッカケに、状況は一気に暗転していった。
「債務者の誰かがタレ込みしたんだろうね。じゃなきゃパクられる案件じゃないから。収監されてる間に債務者はどんどん逃げたり開き直ったりするし、誰も助けてくれないしで、もう泣きたくなるくらいにどうしようもなかったんですよ。借りにくるヤツの気持ちが身に沁みてよくわかりましたね…」
M氏は昨年末に自己破産。総工費1億円の自宅を処分し、県営の質素な団地に転居した。
愛車のベンツとセルシオは、今や軽自動車と化している。
「貸し倒れで”飛んだ”同業者の数は、知っているだけで20人くらいいますね。破産していないとしても、みんなバカみたいな豪遊グセがついていましたから、あの頃の闇金業者でまともに財産を残せてるのは、ほんの少数でしょうね」
悪銭身につかず…。そう言ってM氏は苦笑していた。

「儲けたい!」消費者不倫心理を突いた商品

高リターンを謳ってても、見えないリスクで元本割れの可能性も。
商品説明の複雑さは偽装隠しにつながる。例えば最近バカ売れ中の高利回り外債。トルコリラ建て債券の例だと、アジア開発銀行が発行するもので、格付けはトリプルA(S&P)。そのうえ利率は年15%。
申し分ない好条件のように見えるが、「これだけの条件で、この商品が本当に有利なものなのかはわからない」とは金融ジャーナリストの鈴木雅光氏。
「外債には4つのリスクがあります。債券の信用リスク、債券の価格変動リスク、為替変動リスク、そして流動性リスクです。自分がそのリスクを負えるのかどうかを検討しなければなりませんが、『リスクの説明』という項目を見ると、難しすぎて、一般の投資家には手に負えません」
トルコリラは為替リスクが大きい。直近だと、9月26日までの1ヶ月半で、円に対して7.37%の下落。
過去1年の間で見ても、'07年12月29日の高値から'08年3月28日の安値まで、20.4%も下落した。
「これだけ為替レートの値動きが荒いと、15%の金利分など簡単に飛んでしまいます。リーマンショック後、為替相場は波乱含みですが、トルコリラのようなマイナー通貨は、この手のショックの影響をモロに受け、レートが乱高下します。ちなみに為替手数料は往復で5円。1トルコリラ=86円で計算すると、5.8%ものコスト負担になります。 表面的には15%でも、コストを考慮すれば、仮に為替が一定だったとしても実質的な利回りは10%にもなりません」
リーマンショックの影響はFXにも及んでいる。
FX会社は、顧客からドル買い注文を受けると、逆にドル売りポジションを持つことになるが、そのままにしておくと、円安進行時に為替差損を被ってしまう。
そこでFX会社は、他の銀行からドルを買ってリスクを相殺する。これをカバー取引という。
「その取引先をリーマン・ブラザーズにしているFX会社が多く、破たんによってカバー取引をするためにFX会社が預けていた証拠金返還に、支障をきたす恐れが生じてきました。 当然、投資家の円滑な取引にも悪影響ですし、財務体質が弱いFX会社の破たんリスクも高まりました。特に最近は手数料ゼロ、スプレッド最狭を謳うFX会社が急増してます。そうした業者は手数料収益を他に求め、自己勘定のディーリングで大損をし、破たんする可能性もありますね」
この手のリスクの所在は、なかなか見えないもの。
いわばかくされた偽装。引っかからないためには、「自分の頭で理解できない金融商品には手を出さない」が鉄則だ。

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